弊社キャラクターデザインを担当してくださっている窪之内英策 先生が海外では初となる個展を開催されました。
先生の漫画「ショコラ」が台湾でドラマ化し大ヒットした事で今回の個展開催が実現したらしいです。
普段からお世話になりっぱなしという事もあり、是非応援したいけど台湾・・・
英策先生には「行きたかったのですが、日本から個展の成功を祈っております」と連絡をして
そのまま旅行代理店へ直行し「明日、台湾に行きたいのでチケットとホテルの手配をお願いします」
サプライズで現地でいきなり会って驚かせてやろうと単身、台湾に旅立ちました(笑)
窪之内英策ファンの皆の為にも個展の雰囲気が少しでも伝わればと思いファンを代表して記事にさせて頂きます。
開催場所は台北にあるPradiseというおもちゃ屋さん。
海外の映画TOYや日本の食玩やフィギュアが所狭しと並べられております。
店内の展示物は向かって右側に窪之内英策 先生の漫画の生原稿を展示。
向かって左側には壁一面にイラストを展示してあります。
それでは展示物をざっと紹介していきます。
漫画「ショコラ」最終回 生原稿
小麦組構成員・加藤市吾。刑期を終え仮出所したが、慕っていた組長・松吉が極道を辞め何故かケーキ屋に転身・・・
という奇想天外なストーリーでありながら、個性豊かなキャラクター達が繰り広げる涙あり、笑いあり、
そして人生にとって大切な物は何かを考えさせてくれた素晴らしい漫画です。
そんな素晴らしい作品の生原稿が額装もされずにむき出しで棚に陳列されております。
英策先生は個展をするにあたり、
「漫画は大衆娯楽の延長戦上にある物、格式高く額装なんてせずにフィルター無しで見れるのが一番。」
という、とても信じられない事を仰っておりました。
実際に陳列された原稿は壁に掛けられた物とは違い、見下ろす事で直感的に漫画を読む感覚を疑似体験させる。
片意地を張らずに見る事が出来るが故に原稿に詰まった圧倒的な情報量が感動を何倍にも増幅してくれます。
そんな事をあっけらかんと言ってのける窪之内英策という男はやはり凄いと台湾の地で再認識させられました(笑)
漫画「ツルモク独身寮」最終回 生原稿
家具メーカー「ツルモク家具」の寮を舞台にした恋と友情と笑いと涙の青春ラブコメ。
間違い無く30代~40代のバイブル。墓に持って行くなら間違い無く私はこの作品を選びます(笑
会場でこの原稿を見ただけで涙ぐんでしまった程です。
そんな素晴らしい作品の最終回の原稿になんと・・・とんでもない一言が隠されていました。
一番上の画像をクリックすると黒いベタの中にうっすら隠れて見えます(笑
イラスト展示の数々
画集『KIDS ARE ALRIGHT』の表紙と見開きのイラスト。
シンメトリーな表紙と構図、そしてはにかんだ顔がなんとも言えない素敵なイラストです。
漫画『ショコラ』の主人公 加藤市吾のリアルバージョンだそうです。
クール、ワイルド、可愛らしい、色んなタイプの描き分けをサラっとこなすのが本当に凄い。
窪之内英策と言えば、とにかく可愛い女性のイラストが上手い!上手すぎる!!
手前のフィギュアは鋭意製作中との事。日本でも販売されるのかな?
こちらは画集『KIDS ARE ALRIGHT』の可愛らしい子供達のイラスト。
あの細かいイラストが普通の大学ノートに描かれているってのが本当に凄い。
大学ノートのイラストだけでは無く前回の個展の時に描き下ろされたイラストも展示されておりました。
可愛らしい女性は英策先生の真骨頂!このイラストが展示されている場所が
物販を求める人達の列に面している為、行列に並んでる間も皆が皆カメラを片手に食い入るように見てました。
細すぎる着物の柄や魔法少女、そしてSFやメカなどジャンルを問わず様々なタッチで描き分けてます。
そして何より凄いのが資料を何も見ずに脳内のイメージだけでここまで描き上げてしまう恐ろしき画力。
武者絵展のイラストやアンダーグラフのアルバムジャケットのイラストなども展示されてました。
さりげなく弊社のホームページ用イラスト(秋)も展示されております。
ベネッセの冊子イラスト。
こんな素敵なイラストが表紙なら私も死ぬ気で勉強したと思います。
展示イラストの中には弊社アクトエイジのイラストも多数展示されておりました。
まだまだ無名の小さい会社のイメージキャラクター「アクトロボット」ですが、
英策先生をはじめ、世界中のファンの皆さんに喜んでもらえるようなコンテンツを作っていきたいと思います。
そして個人的に今回1番のお気に入りはこのイラスト。
構図、色使い、表情、何から何までがツボです。英策先生このイラスト売ってください(笑)
無事合流でサプライズ大成功!?
たまたま会場近くのコンビニで買い物している姿を目撃し、近くでウロウロするも全く気付く気配無し、
コンビニ内で2~3回すれ違っても気付いて貰えなかったので通り過ぎ樣に抱きついちゃいました。
ビックリすると同時に 「うおぉ~ 鳥肌立った!気持ち悪っ!」を連呼
わたしが日本からイラスト原稿を届けに来たと伝えると、とても喜んでくださいました。
今、考えると気持ち悪って・・・・(笑)
無事に合流しサプライズも成功したという事で会場内で記念撮影。
それにしても40歳半ばにしてこの筋肉!日々走り込みと筋トレを欠かさない
漫画家 窪之内英策!
公園で腹筋をしていると通りすがりのお爺さんにジャンルは何かね?と尋ねられる
漫画家 窪之内英策!!
私を含めファンの皆がそろそろ新作の漫画を連載して欲しいと切に願っております。(笑)